
洗剤なんて、どれも同じ。ずっとそう思っていたのに、ドラッグストアの棚の前で「この香り、ちょっと強いな」と感じた瞬間から、気になり始める人は少なくありません。手が荒れる、香りが残りすぎる、洗面所に置いたときの見た目がしっくりこない——毎日使うものだからこそ、小さな違和感が積み重なるのがホームケア用品です。
そこで選択肢に入ってくるのが、天然由来の成分や香りにこだわったナチュラル系のブランド。ただ、いざ調べ始めると今度は別の壁にぶつかります。バスクリーナー1本が880円のブランドもあれば、2,400円するブランドもある。どちらも「植物由来」「環境にやさしい」と書いてある。この価格差は、いったい何の差なのか——ここが分からないと、選びようがありません。
このページでは、日本で買えるナチュラル系ホームケアブランドの中から性格のはっきり違う3つ(Komons・THE・ecostore)を、各公式サイトを開いて価格・成分・香り・詰め替え・送料まで並べて比較しました。結論から言うと、どれが優れているという話ではなく、「何にお金を払いたいか」で答えが変わるのがこのジャンルです。
選ぶときのポイントを先にお伝えすると、次の3つを押さえておけば大きく外しません。
1つめは「香りをどこまで重視するか」。天然精油100%で香りをつくるブランドと、香りは控えめで洗浄力に振り切ったブランドでは、同じ棚に並んでいても目指しているものが違います。2つめは「1本の値段ではなく、mLあたりで見る」こと。容量が違うので、本体価格だけを比べると判断を誤ります。3つめは「詰め替えの設計」。長く使うほど効いてくる部分で、ここはブランドの思想がいちばん出ます。
それでは、3ブランドの違いを一覧表から見ていきましょう。同じ「バスクリーナー」で価格を揃えているので、比べやすいはずです。
ナチュラル洗剤ブランド3社 比較一覧表
気になるブランド名をタップすると、そのブランドの詳しい解説にジャンプします。表は横にスクロールできます。
| 比較項目 | Komons | THE | ecostore |
|---|---|---|---|
| バスクリーナーの価格 | 〇2,200円 300mL/約7.3円/mL | 〇2,420円 400mL/約6.1円/mL | ◎880円 500mL/約1.8円/mL |
| 香りへのこだわり | ◎天然精油100% 自社ラボで調香 | 〇香りは主張せず 洗浄力に振り切り | 〇シトラス等の自然な香り 無香料も選べる |
| 詰め替えの選択肢 | 〇主要8品に詰め替え バスは500mL入り | 〇主力2品にRefill バスは1,980円 | ◎リフィル・5L・ 店頭の量り売りも |
| 取り扱いの広さ | 〇洗剤+フレグランス 全46アイテム | ◎洗剤から日用品・ ウェアまで | ◎洗剤+ヘア・オーラル ベビーまで |
| 香りのアイテム | ◎ルームミスト・精油 ディフューザーまで | 〇消臭アイテム中心 フレグランスは少なめ | 〇洗剤の香りが中心 専用品は少なめ |
| ギフト対応 | ◎専用箱が標準。熨斗 220円・カード110円 | 〇環境配慮のため ラッピングは非対応 | 〇ギフトカテゴリあり ラッピングも可 |
| 生産国 | ◎すべて日本製 自社ラボで一貫 | ◎日本製 木村石鹸などが製造 | 〇ニュージーランド製 日本法人が運営 |
| 送料と無料ライン | 〇660円 5,500円以上で無料 | 〇900円 5,000円以上で無料 | ◎550円(小型220円) 5,000円以上で無料 |
| 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
※価格はすべて税込です。2026年8月20日時点で各公式サイトに表示されていた内容をもとにしています。mLあたりの単価は本体価格を内容量で割った参考値です。価格・在庫・キャンペーンは変更されることがあるため、必ず最新の表示をご確認ください。
ナチュラル洗剤に変えると、何が変わる?
「値段が上がるだけでは?」と思うかもしれませんが、切り替えた人が挙げる変化は意外とはっきりしています。
- 香りの残り方が変わる:合成香料は洗ったあとも強く残りますが、天然精油は時間とともにやわらかく消えていきます。部屋に香りが居座らないのが、いちばん実感しやすい違いです。
- 手荒れの不安が減る:3ブランドとも石油由来の界面活性剤を避け、ヤシ油などの植物由来を使っています。冬場に食器を洗い続ける人ほど差を感じやすい部分です。
- 出しっぱなしにできる:デザインが整っているので、シンクや洗面台に置いたままでも景色を崩しません。しまう手間が減るのは、地味ですが毎日効いてきます。
- 排水後のことまで考えられている:生分解性の高い成分が選ばれており、たとえばTHEのバスクリーナーは28日で96%が生分解すると表示されています。
- 詰め替えでゴミが減る:ボトルを繰り返し使う前提で設計されているため、プラスチックごみが目に見えて減ります。
- 贈り物として成立する:とくにKomonsのようなブランドは、引っ越し祝いや結婚祝いに「消えものだけど安っぽくない」という理由で選ばれています。
失敗しないブランド選び、見るべきは5つ
比較の軸はいくつもありますが、実際の満足度を左右するのは次の5点にほぼ集約されます。
- mLあたりの単価で見る:これが最優先です。本体価格だけを見ると容量差を見落とします。今回の3ブランドは1.8円/mLから7.3円/mLまで、約4倍の開きがあります。毎日使う洗剤ほど、この差は効いてきます。
- 香りが好みかどうか:ナチュラル系といっても方向性はさまざまです。柑橘系のさっぱり、ハーブ系の落ち着き、ほぼ無臭。香りは戻せない買い物なので、可能ならミニサイズやお試しから始めるのが安全です。
- 詰め替えがあるか、続けやすいか:ボトルを買い続けるのか、詰め替えで済むのか。詰め替えの価格と容量まで確認すると、長期のコストが見えてきます。
- 送料の条件:洗剤は重量があるので送料が乗りやすい商品です。無料ラインとまとめ買いのタイミングを合わせるだけで、年間ではそれなりの差になります。
- 誰のために買うのか:自宅用ならコスパ重視で構いませんが、贈り物なら箱やのしの有無が決め手になります。ここを最初に決めておくと迷いません。
買う前に確認しておきたいこと
ナチュラル系の洗剤に切り替えるとき、つまずきやすいのはたいてい同じ場所です。先に押さえておきましょう。
- ① 開封後の使用期限を確認する:天然成分は劣化が早めです。たとえばKomonsは製造後4年もちますが、開封後は半年が目安とされています。大容量をまとめ買いする前に確認してください。
- ② 香りの強さは季節や体調で変わる:同じ商品でも、気温や湿度、その日の体調で感じ方が変わります。「前と違う」と感じても品質の問題でないことがほとんどです。
- ③ 精油が肌に合わない場合がある:肌が敏感な方や精油にアレルギーのある方は、刺激を感じることがあります。ハンドソープなど直接肌に触れるものは、少量から試すのが安全です。
- ④ 妊娠中・小さな子ども・ペットがいる家庭:3ブランドとも配合上は問題ないとしていますが、香りへの感受性は個体差が大きいため、少量から様子を見るよう各社が案内しています。
- ⑤ 色や濁りが出ることがある:植物由来の原料を使っているため、製造時期によって色味が変わったり、低温で濁りが出たりします。20℃前後に戻せば解消することが多く、品質には影響しません。
- ⑥ 詰め替えは同じ商品同士で:別ブランドの洗剤を混ぜると、成分によっては変質します。ボトルの使い回しは同一商品に限るのが原則です。
Komons(コモンズ)

どんなブランド?
- 「毎日の家事を、心地よい時間に変える」を掲げる日本発のホームケアブランドです。ブランド名は江戸小紋(こもん)に由来し、遠目にはシンプル、近づくと繊細な柄が浮かび上がるラベルデザインに反映されています。
- 最大の特徴が香り。合成香料を一切使わず、天然精油100%で香りをつくっています。しかもその香りは、南アルプスにある自社ラボで精油の蒸留から調香、品質管理、製造まで一貫して手がけられています。
- 使う素材は世界中から厳選した原料に加え、青森ヒバ・青森クロモジ・沖縄月桃・岐阜の茶の実オイルといった国産素材も。産地を歩いて生産者から直接分けてもらったものが使われています。
- 製品名がユニークで、食器用洗剤は「Don’t Look Back in Anger」、ファブリックミストは「Free as a Bird」。すべて楽曲名から取られています。
- ラインナップは全46アイテム。キッチン(食器用洗剤・ハンドソープ)からバス・トイレ、さらにルームミスト・ピローミスト・リードディフューザー・エッセンシャルオイルまで、香りのアイテムが揃っているのは3ブランドで唯一です。
価格と成分のポイント
- バスクリーナー「What a Wonderful World」は2,200円/300mL。mL単価では約7.3円と、3ブランドの中では最も高い部類です。
- ただし詰め替え用は500mLで2,600円(約5.2円/mL)。ボトルを繰り返し使えば、単価は3割ほど下がります。詰め替えは食器用洗剤・ハンドソープ・マルチクリーナーなど主要8品に用意されています。
- 成分面は明快です。着色料・人工香料・鉱物油・シリコン・パラベンは不使用。界面活性剤はヤシ油由来のみで、石油由来のものは使っていません。
- 食器用洗剤には岐阜県揖斐川町の”天空の茶畑”で無農薬・自然栽培された茶の実オイル(オレイン酸含有率約75%)を配合。水仕事の手肌を守る設計です。
- すべて日本製。動物実験は自社でも委託先でも一切行っていません。光毒性が懸念される柑橘系精油にはFCF(フロクマリンフリー)を使うなど、細部まで配慮されています。
- 送料は全国一律660円、5,500円以上で無料。支払いはクレジット・代引・PayPay・LINE Payに対応し、定期購入も選べます。
こんな人におすすめ
- 香りを最優先したい人。天然精油100%で、しかも自社ラボで調香まで行うブランドはそう多くありません。合成香料の残り香が苦手な人ほど違いを感じられます。
- 贈り物を探している人。オリジナルギフトボックスが標準で付き、熨斗(+220円)やメッセージカード(110円)にも対応。引っ越し祝いや結婚祝いの定番として使いやすい設計です。
- 洗剤とルームフレグランスの香りを揃えたい人。同じ精油ブレンドで空間まで統一できるのは、このブランドならではです。
- 国産にこだわりたい人。原料の一部から製造まで日本国内で完結しています。
- 一方で、とにかく安く済ませたい人には不向きです。mL単価は3ブランドで最も高く、日常の消耗品としてはややぜいたくな部類に入ります。
おすすめポイント
「家事の時間そのものを変えたい」という人に、いちばん近い答えです。天然精油100%の香りを自社ラボでつくり、江戸小紋のラベルで佇まいまで整える——ここまで香りと世界観に投資しているブランドは、日本ではかなり希少です。洗剤からルームミストまで香りを揃えられるのは3ブランドでKomonsだけ。ギフト対応も手厚く、自分用にも贈り物にも使えます。まずはミニサイズのファブリックミスト(880円)から試すのが現実的です。
THE(ザ)

どんなブランド?
- 「”最適”と暮らす」を掲げ、それぞれのカテゴリーの”新定番”をつくることをテーマにした日本のブランドです。洗剤だけでなく、グラス・傘・ステーショナリー・ウェアまで手がけています。
- 特筆すべきはB Corp™認証を取得していること。環境や社会への配慮を含めた企業活動を第三者が評価する国際認証で、インパクトレポートも公開されています。
- 代表商品のTHE 洗濯洗剤 [Think Nature] は、海洋タンカーの事故処理研究を応用した界面活性剤の微粒子化技術を導入。ティースプーン1杯(5mL)という少量で洗え、すすぎ回数を減らしても洗浄力が落ちない設計です。
- The Bath Cleaner [Think Nature] は、創業100年を迎えたお風呂掃除のプロ木村石鹸工業が開発・製造。大阪産業技術研究所の認証も受けています。
- 渋谷と東京に実店舗(THE SHOP)があり、実物を見て買えるのも強みです。
価格と成分のポイント
- The Bath Cleaner は2,420円/400mL(約6.1円/mL)。詰め替え用は1,980円で、繰り返し使う前提の価格設計になっています。
- ラベルには「96% BIODEGRADES IN 28 DAYS」と明記。28日で96%が生分解するという環境性能を、パッケージ上で数字として示しているのが特徴です。
- 洗濯洗剤は本体3,480円、詰め替え2,980円。加えて6回分のトライアルセットが660円で、これだけを買う場合は送料も無料になります。試しやすさという点では3ブランドで最も親切です。
- マルチクリーナー「The Magic Water」は1,430円と手に取りやすく、まず1本試すならここからという選択もできます。
- 送料は900円、5,000円以上で無料。なおギフトラッピングには対応していません。環境配慮方針により簡易包装での発送となります。
こんな人におすすめ
- 洗浄力を最優先したい人。香りで選ぶブランドではなく、「汚れが落ちること」に技術を集中させたブランドです。バスクリーナーは”業界最高峰の汚れ落ち”を公式にうたっています。
- 認証や裏付けを重視する人。B Corp認証、木村石鹸との共同開発、公的機関の認証と、判断材料が公開されています。
- まず少額で試したい人。660円のトライアルセットは送料無料で届きます。失敗しても損失が小さいのは大きな利点です。
- すすぎの時間や水を減らしたい人。洗濯洗剤の微粒子化技術は、時短と節水の両方に効いてきます。
- ただし、ギフト用途には向きません。ラッピングに対応していないため、贈り物として使うなら自分で包装を用意する必要があります。
おすすめポイント
「ナチュラルだけど、ちゃんと落ちるものがいい」に応える一本です。環境配慮を理由に洗浄力を諦めていないのがこのブランドの立ち位置で、28日で96%生分解という数字と”業界最高峰の汚れ落ち”を同時に掲げています。660円のトライアルセットが送料無料で試せるので、ナチュラル系に切り替えるかどうか迷っている段階の人にとって、いちばん入口が広いブランドと言えます。B Corp認証という第三者評価があるのも安心材料です。
ecostore(エコストア)

どんなブランド?
- ニュージーランド発のナチュラルデイリーケアブランドで、日本ではecostore JAPANが展開しています。「まるごとやさしい毎日へ」を掲げ、手肌への配慮を前面に出しているのが特徴です。
- 取り扱いの幅が3ブランドで最も広く、洗たく・食器・住居用に加えて、ボディ・ハンド・ヘア・オーラルケア・ベビー&キッズまで揃います。家じゅうの消耗品を1ブランドでまとめられます。
- ポリシーとして動物実験をしない・遺伝子組み換え原料を使わないことを明示。トゥースペーストではフッ化物・人工甘味料・SLS・合成香料を使わないなど、カテゴリごとに基準が公開されています。
- 詰め替えの設計が徹底しており、リフィルパックだけでなく5Lの大容量、さらに50mLのリフィルコンセントレート(濃縮タイプ)まで用意されています。
- 直営店のアトレ恵比寿には、「ecofill(エコフィル)」という自動洗剤充てん機を日本で初めて導入。空ボトルを持参して必要な分だけ詰められる仕組みです。
価格と成分のポイント
- バスルームクリーナー<シトラス>は880円/500mL(約1.8円/mL)。Komonsの約4分の1、THEの約3分の1という水準で、日常使いのハードルが圧倒的に低いのが最大の強みです。
- 定期便を使えばさらに下がり、初回792円・2回目以降836円。定期便は送料も無料になります。
- ランドリーリキッドは925mLで1,650円、5Lなら6,215円。大容量にするほど単価が下がる設計で、家族が多い家庭ほど恩恵があります。
- 香りはシトラスやユーカリなど自然由来のものが中心で、無香料タイプも選べます。香りが苦手な人や、洗濯物に匂いを残したくない人に向いています。
- 送料は全国一律550円(北海道・沖縄・離島は1,100円)、5,000円以上で無料。小型商品ならポスト投函の220円も選べます。
- 製造はニュージーランド。日本法人が運営しているため、問い合わせや配送は国内で完結します。
こんな人におすすめ
- ナチュラル系を毎日ためらわず使いたい人。1.8円/mLという単価なら、洗剤をケチる必要がありません。続けられる価格であることは、それ自体が大きな価値です。
- 家じゅうをまとめて切り替えたい人。洗濯から食器、シャンプー、歯みがき粉まで1ブランドで揃うので、選ぶ手間が一度で済みます。
- ゴミを減らしたい人。5L・リフィル・濃縮タイプ・店頭の量り売りと、選択肢が最も多く用意されています。
- 香りを残したくない人。無香料タイプがあるのは3ブランドでecostoreだけです。
- 一方で、香りそのものを楽しみたい人には物足りないかもしれません。ルームフレグランスのような”香りを味わう”アイテムは扱いが少なめです。
おすすめポイント
「ナチュラルを、無理なく続ける」という点で群を抜いています。バスクリーナーが880円という価格は、他2ブランドと同じ土俵で語れないほど手が届きやすく、しかも定期便ならさらに下がります。5L・リフィル・濃縮・量り売りと詰め替えの選択肢が最も多いのもこのブランドで、ゴミを減らしたい人の受け皿として機能します。洗剤からオーラルケアまで揃うので、家じゅうを一度に切り替えたい人の最短ルートです。
よくある質問
Qナチュラル系の洗剤は、汚れ落ちが弱いのでは?
A製品によりますが、今回の3ブランドはいずれも洗浄力を前提に設計されています。とくにTHEのバスクリーナーは創業100年の木村石鹸が開発したもので、公式に”業界最高峰の汚れ落ち”とうたっています。Komonsも柑橘系精油で油汚れを浮かせる設計、ecostoreも石けんカスや水アカへの効果を明示しています。「ナチュラル=弱い」は、少なくともこの3つには当てはまりません。
Q価格差が大きいですが、高いブランドは何が違うのですか?
Aざっくり言えば「香りと世界観にどこまで投資しているか」の差です。Komonsは天然精油100%で、しかも自社ラボで蒸留から調香まで行っています。国産の希少な精油も使うため、原料と工程にコストがかかります。一方ecostoreは大量生産と大容量化で単価を下げる設計です。どちらが優れているという話ではなく、香りを”体験”として買うか、洗剤を”消耗品”として買うかの違いだと考えると選びやすくなります。
Q子どもやペットがいる家庭でも使えますか?
A3ブランドとも、配合上は問題ないとしています。ただし小さな子どもやペットは体が小さく、香りへの感受性が高い点に注意が必要です。Komonsは公式に「念のため少量からお試しください」と案内しており、異変を感じたら使用を中止するよう呼びかけています。香りを避けたい場合は、ecostoreの無香料タイプが選択肢になります。肌が敏感な方や精油にアレルギーのある方も、まず少量から試してください。
Q詰め替えを使えば、どれくらい安くなりますか?
Aブランドによって差があります。Komonsのバスクリーナーは本体2,200円/300mL(約7.3円/mL)に対し、詰め替えは2,600円/500mL(約5.2円/mL)で約3割安。THEは本体2,420円に対し詰め替え1,980円です。ecostoreはリフィルパックに加えて5Lの大容量があり、まとめるほど単価が下がります。詰め替えは容量が違うことが多いので、必ずmLあたりで計算し直してください。
Q贈り物にするなら、どのブランドがいいですか?
AKomonsがもっとも贈り物向きです。ギフトセットにはオリジナルボックスが標準で付き、熨斗(+220円/紅白梅結び)やメッセージカード(110円)にも対応しています。手提げ袋も用意されているため、手渡しにも使えます。注意点として、THEはギフトラッピングに対応していません(環境配慮方針による簡易包装)。ecostoreはギフトカテゴリがあり、ラッピングにも対応しています。
お役立ちコラム
「本体価格」で比べると失敗する。洗剤はmL単価で見る
洗剤選びでいちばん多い失敗が、ボトル1本の値段だけを比べてしまうことです。容量がバラバラなので、この比較は意味をなしません。
今回の3ブランドを見てみましょう。バスクリーナーはKomonsが2,200円、THEが2,420円、ecostoreが880円。数字だけならTHEがいちばん高く見えます。ところが容量を入れると、Komonsは300mLで約7.3円/mL、THEは400mLで約6.1円/mL。実はTHEのほうが単価は安いのです。ecostoreに至っては500mLで約1.8円/mLと、桁がひとつ違う水準になります。
さらに詰め替えを入れると順位が動きます。Komonsの詰め替えは500mLで2,600円なので約5.2円/mL。本体だけで比べたときより、THEとの差はぐっと縮まります。
もうひとつ見落としがちなのが使用量です。THEの洗濯洗剤はティースプーン1杯(5mL)で洗える設計なので、1回あたりのコストは容量から想像するより低くなります。「1本いくら」ではなく「1回いくら」で考えると、本当のコストが見えてきます。
結論として、mL単価 →(あれば)1回あたりの使用量 → 詰め替えの有無、この順で確認するのが最も確実です。数十円の差なら、香りの好みで選んだほうが満足度は上がります。
天然精油と合成香料は、何がどう違うのか
「天然精油100%」という表示を見ても、正直ピンとこない人は多いと思います。合成香料と何が違うのか、実用面から整理してみます。
まず香りの立ち方と消え方。合成香料は香りの分子が単一に近いため、強く立ってなかなか消えません。一方の天然精油は数十から数百の成分が集まってできているので、時間とともに香りが変化しながら、やわらかく消えていきます。「洗ったあと、部屋に香りが居座らない」のはこの性質によるものです。
次にコスト。精油は植物から抽出するため、原料の何百分の一しか採れないものもあります。Komonsが自社ラボで蒸留から手がけているのは、この工程を外に出さないことで品質を保つためです。価格が上がる理由はここにあります。
そして注意点。天然だから安全、とは限りません。柑橘系の精油には光毒性(紫外線で肌に反応する性質)を持つものがあり、Komonsではこうした精油にFCF=フロクマリンフリーのものを使っています。また精油にアレルギーがある方は刺激を感じることがあるため、肌に触れるものは少量から試すのが原則です。
逆に言えば、香りに強い好みがない人が無理に天然精油を選ぶ必要はありません。無香料でよいならその選択が最も合理的ですし、ecostoreのように無香料タイプを用意しているブランドもあります。香りは、必要な人にとってだけ価値がある——そう割り切ると選びやすくなります。
詰め替えは本当にエコなのか、続けるための現実的な考え方
詰め替えを選ぶ理由として真っ先に挙がるのが「環境のため」ですが、実際に続くかどうかは別の話です。ここは現実的に考えたほうがうまくいきます。
まずプラスチックの削減量。詰め替えパックは同じ容量のボトルに比べて樹脂の使用量が大幅に少なく、ここは間違いなくメリットがあります。ecostoreが5Lの大容量や店頭の量り売り(エコフィル)まで用意しているのは、この効果を最大化するためです。
一方で、詰め替えが面倒で続かないという声も現実にあります。液だれする、ボトルを洗って乾かす手間がかかる、途中でこぼす。対策はシンプルで、ボトルを完全に使い切ってから、乾かさずにそのまま詰めること。同一商品であれば洗浄・乾燥は基本的に不要です(別ブランドの液を混ぜるのは避けてください)。
もうひとつ、大容量は開封後の期限に注意が必要です。天然成分の製品は劣化が早めで、Komonsは開封後半年が目安とされています。5Lを買っても使い切れなければ意味がないので、1〜2か月で使い切れる量かどうかを基準に選んでください。一人暮らしなら、大容量よりリフィルパックのほうが現実的です。
結局のところ、いちばんエコなのは「気に入って長く使い続けられること」です。香りが好きになれず途中でやめてしまえば、残った液も容器も無駄になります。詰め替えの設計はもちろん大事ですが、まず自分が続けられる香りと価格かどうか。そこから逆算するのが失敗の少ない選び方です。
まとめ
ナチュラル系のホームケアブランドは、「どれが優れているか」ではなく「何にお金を払いたいか」で選ぶのが正解です。今回比べた3つは、性格がはっきり分かれていました。
Komonsは、香りと世界観に振り切ったブランドでした。天然精油100%を自社ラボで調香し、江戸小紋のラベルで佇まいまで整える。洗剤からルームミストまで香りを揃えられるのは3ブランドでここだけです。ギフトボックスや熨斗にも対応しているので、贈り物としても成立します。mL単価は高めですが、それは「家事の時間を変える」ことへの投資だと考えると納得できます。
THEは、洗浄力と裏付けで選ぶブランドです。木村石鹸との共同開発、28日で96%生分解、B Corp認証。数字と第三者評価で語れるのが強みで、ナチュラル系にありがちな「効きそうにない」という不安に正面から答えています。660円のトライアルセットが送料無料で試せるので、切り替えを迷っている人の入口として最適です。
ecostoreは、続けやすさが圧倒的でした。バスクリーナーが880円、mL単価は約1.8円。定期便ならさらに下がり送料も無料になります。5L・リフィル・濃縮・量り売りと詰め替えの選択肢も最多で、洗剤からオーラルケアまで揃うので家じゅうを一度に切り替えられます。無香料タイプがあるのもここだけです。
迷ったときの現実的な進め方はこうです。まず香りが欲しいかどうかを決める。欲しいならKomons、要らないならecostore。次に汚れ落ちに不安があるかを考える。あるならTHEの660円トライアルから試す。最後にmL単価と詰め替えの有無で最終確認する。この順番なら、大きく外すことはまずありません。
最後にひとつだけ。香りは、買ってからでは戻せません。気になるブランドがあれば、まずはミニサイズやトライアルから始めてみてください。Komonsなら880円のミニ、THEなら660円のトライアルセット、ecostoreなら880円のバスクリーナー。どれも失敗しても痛くない金額です。なお価格やキャンペーンの内容は変わりますので、申し込む前には必ず各公式サイトで最新の情報をご確認ください。
